2022年を振り返る~堕武者と仕事と健康と~
この記事を書き始めたのが12月31日の18時28分。コミケ2日目への参加を終えて帰途につき、地元のゆで太郎で年越し蕎麦を食べ、帰宅して着替えて、長距離歩行により痛む足(デブ特有の症状)をマッサージし、PCの前に座ったところです。
バンド、仕事、プライベートと、本年は大変多くの方々のお世話になりました。お陰様で一応今も、こうして活動ができています。ありがたいことです。来年も頑張りますので、どうか温かい目で見守っていただければと。
それでは今年の12カ月を、堕武者・仕事・健康の観点から順番に振り返っていきたいと思います。
1月
堕武者
前年12月に「このサークルがひどい」に選んでいただいた余韻に浸る。
冬コミ新刊「東方百合のスキマに挟まるオジサン」をショップ委託頒布開始。
東方ステーション様に「百合オジ」の頒布記事を掲載していただく。
7月にAgai個人で出演する東方DJイベント「東方鋼鉄狂」の情報解禁。
麦酒夜宴の台本に取り掛かろうとするも、仕事が忙しくてあまり進まず。
実は元旦の時点では、夏コミあたりで東方アレンジフルアルバムを出す予定でいたのだが、後述のように仕事が忙しく体調も良くない中で進捗を出せず、後に断念。しかし仮に体調が良くても無茶なスケジュールだったと思う。
仕事
長文のレポート課題に悪戦苦闘。字数を気にせず書きたいことを書けるだけ書いてから内容を削る作戦で臨んだところ、制限字数の倍以上の文章を書き上げてしまい削るのに苦労した。最終的には無事に提出し考課対象となってホッとした。
健康
プロレス観戦前に寿司を食べたところ、血糖値スパイクの影響か、眠くて仕方なくなり試合中も半分以上寝ているという異常事態に。糖尿病の深刻な影響を実感する。が、病院には行かず、仕事のストレスにかこつけて牛飲馬食を重ねるのであった。
特に、東方糖尿闘病奇譚にも書いたが、朝食にガストのパンケーキモーニングセット&山盛りポテトの連続採用は狂気の極みであった。
2月
堕武者
5月1日の麦酒夜宴へ向けて台本を書き始める。が、諸々の事情(出られるメンバーに限りがある、去年と同じネタは避けたい、等)から来る制約を解決する案が浮かばない。書いては消すの繰り返しで時間が過ぎてゆく。
ウマ娘第二期アニメを見て、ゲーム本編はプレイしないものの世界観にどっぷりとハマり、ファミマのコラボ商品を買いまくる。
仕事
職場の上司、職場の健康管理部門、私の三者間で行われる会合において、私の処遇に関する意見が三者とも異なり、調整のために動き回らなければならずストレスを感じる。
仕事とはそこまで関係ないが、ロシアとウクライナの間で本格的な戦争が始まり、まさか私が生きている間に第三次世界大戦の火種が起こるとは…と戦慄を覚える。
健康
朝の快便中にトイレが詰まって逆流し、廊下も含めた床一面が大惨事に。心が音を立てて折れるが、防臭抗菌のゴミ袋などを買ってきて事態の収拾に努めたり、水道修理業者に電話したりと、取りうる策を取ったのは我ながらよくやった。ネットで「法外な手数料を取る、不要な作業を強制する」などと酷評されていたクラシアンは普通に優秀だった。
また、昨年の夏から痛かった包皮炎の痛みがピークとなり、トイレや風呂のたびに深刻な痛みを感じるようになる。
3月
堕武者
5月1日の麦酒夜宴、ようやく初稿が完成。以降月末まで改訂を繰り返し、少しずつ形になっていく。トーク番組の形式を基本フォーマットとしつつ、クイズ番組の要素を取り入れ、自虐ネタを盛り込み、終盤では全観客を欺く。本当にウケるのか?という不安はありつつも、月末には何とか形になった。この時点で、貸衣装やレンタル彼女サービスなど、多くの必要経費が浮かび上がるが、全てを無視して突っ込んでいった。観客の笑いには代えられない。
メロンブックスで「この東方アレンジがすごい」連動セール開始。「このサークルがひどい」に選ばれた堕武者もご相伴に預かり、東方アレンジ歴15年目にして初めて、メロンブックス実店舗の棚にCDが並ぶ。嬉しくて写真を撮りまくる。
仕事
年度末、様々なものが大詰めに。新年度からの私の配属先も決まり、ようやく気分的に落ち着く。新しい環境での仕事に不安もあるが、処遇が決まらないことの方が不安が大きいことを実感した。
健康
行動圏内に、大変美味しい家系ラーメン屋が開店。私の血圧と血糖値に深刻な影響を与える。日中に迫りくる眠気、帰宅してから就寝時間までに襲い掛かる眠気、そして夜中の不眠。睡眠環境はとにかくボロボロだった。せっかくレンタルしたCPAPも殆ど使えていなかった。
4月
堕武者
5月1日の麦酒夜宴へ向けて、ひたすら台本を修正しながらパワポを作成し、練習を重ねる日々。Zoomでの練習では時にメンバー以外の方からの助けを頂戴するときもあり、大変ありがたかったです。直前の10日間くらいは、M3-2022春へのオンライン出演も重なって相当な修羅場。Twitterで毎日「辛い」と発信していた。
レンタル彼女サービス5社と、メールや電話で同時交渉しつつパワポを直していた時期が最高に厳しかったです。それだけに決まった時はホッとしたなあ。
仕事
4月から新部署(厳密には色々あるのだが略)。業務的にはだいぶ手加減してもらっていたのだが、それでも心身が慣れないうちは辛かった記憶。
健康
バンドの修羅場と相まって心身が非常にキツかった。今思うと糖尿病由来の怠さ、眠さもあったのだと思う。病院に行くのはもう少し後になります。
5月
堕武者
麦酒夜宴本番。何とか練習と準備の成果を出すことができた。お客さんが温かくて助かりました。特に終盤の展開は狙い通りにハマって満足。ライブ動画を編集した後は、7月の個人DJ出演に向けて楽曲の先行を重ねる。
仕事
糖尿病の影響か、仕事中にコトリと寝てしまうことが増えてきた。その度にイカンと頭を振り、頬を手で叩いたり水を飲んだりするのだが、またすぐ眠くなる。焦りが募っていく。
健康
東方糖尿闘病奇譚にも書きましたが、麦酒夜宴が終わったので、意を決して性病科へ。性病的にはオールグリーンだったものの、尿検査の結果深刻な糖尿病を指摘される。
5月26日、ついに観念して糖尿病外来へ行き、HbA1Cが10.2という驚愕の数値を突き付けられる。以降、久しぶりに食の節制に乗り出すことに。投薬治療も初めて開始。
6月
堕武者
7月の東方鋼鉄狂へ向けてDJ準備。秋葉原のコワーキングスペースで籠城を重ね、パワーポイントを作成する。
仕事
任される仕事の量が増えてきたが、一応何とかついていけていたと思う。発熱で休み、皆勤が途切れたのは勿体なかったが仕方ない。
健康
謎の発熱で仕事を休む。抗原検査、PCR検査の結果はいずれも陰性だが、微熱が何日も続き、身体も心もダルさの絶頂を極める。
7月
堕武者
25年ぶりに札幌の地を踏み、東方鋼鉄狂に参加。プレイはボロボロだったが、演者の皆様とフロアの皆様の温かさに助けていただき、救われた。ススキノで美味しいラーメンやスープカレーを食べたり、札幌ドームへ行ったり、札幌遠征は楽しかった。同行してくれたTifaraにも感謝。
月末からは秋例大祭新刊の執筆を始める。
仕事
勤務体系が少し変わり、仕事がまた増える。何十時間も残業するわけではないが、糖尿病により体力がだいぶ落ちているので、定時内に集中するのも一苦労。そして仕事の最大のヤマは次月に訪れるのであった。
健康
カツオのたたきや刺身をひたすら買って、ネギやミョウガ、チューブ生姜やニンニクと一緒に食べていた。高たんぱく低カロリーで良かったと思う。この頃の食生活に戻していかないとな…
睡眠に関しては相変わらずで、仕事から帰宅して、可処分時間が4時間くらいはあるにも関わらず、眠気に耐えられずに寝てしまい、夜中の2時か3時に起きて、頭は冴えないけど家事もバンド作業も何もできていない、どうしよう…という状況に陥るケースが増えてきた。
8月
堕武者
コワーキングスペースや喫茶店で、ひたすら東方糖尿闘病奇譚を執筆。反省としては、文章に関しては私の下流過程に担当者はいないのだから、下流の作業が必要な作曲作業を先にやっておけば、締切まで時間がある状態で堕武者の他メンバーにバトンを渡せたのである。毎回この、作業順番を省みないことへの反省をするのだが、中々直らない。その時その時での、自分がやりやすい作業を優先してしまうからだろう。
仕事
月初に会議室に呼び出され、課長直轄の新プロジェクトのリーダーを拝命した。病み上がりの自分が本来業務以外のプロジェクトに入り、しかも代表を務めることに反対した管理職もいたそうですが、こういう場面で後ろを見せるまいと無駄に張り切るのが私なので受けることにした。が、モチベーションや仕事の優先順位の観念の相違などに加え、自分の説明技量の限界もあり、メンバーをまとめるのに四苦八苦。思わず同僚に愚痴る。ここで爆発しなかったのは話を聴いてくれた同僚のお陰であり、最大限の感謝を伝えたいです。
健康
ふと見た夢から高校時代のトラウマを思い出してしまい、数日気分がすぐれなかったりした。
あとTwitterを見返すとやはり「疲れた」というメッセージが目立つ。10年前も朝の4時に目が覚めることは良くあったが、そこから7時までバンド作業を続けてから出勤するなんてことは文字通り朝飯前だった。今は早朝に起きても、ご飯を食べただけで二度寝してしまうことが多い。
9月
堕武者
10月の秋季例大祭へ向けて最後の追い込み…の筈が、ライブやプロレス観戦の予定が重なり中々進まない。それぞれだいぶ前から入れていた予定なのでそれ自体は仕方がないのだが、だったらもっと前から作業を進めておけという話で…つくづく反省。
9月22日~24日は名古屋で過ごす。DJイベントの前にナゴヤドームへ行ったり名古屋城を観たりして、名古屋観光を満喫した。DJイベント「東方ロックオン」はとても楽しいイベントで勉強になりました。
仕事
課長特命プロジェクトの関係で技術を磨くため、別の研修グループにも入ることに。自分で自分の首を絞めている感もあるが、新しい事を学ぶのはそれなりに楽しいものだ。
本来業務に関してはミスが目立ち始める。特に細かい数字を合わせたり、経理や庶務の細かいことになるとどうしても覚えられず、メモを書いても理解できず、散々だった。ADHD気質の人が集団の中で働くには二つの考え方がある。すなわち「出来ないことは人に任せて、出来ることに集中する」か「出来ないことを克服して出来るようになる」である。ADHDにとって理想は前者なのだが、組織としては後者を求めていることが圧倒的に多い。クリエイティブな発想よりも、精緻さ・正確さが求められる場面の方が、一般的な事務仕事では殆どであろう。
健康
入浴の後で動悸が激しくなり、気持ち悪くなることが数度あった。高血圧のせいだろうか?旅行には行ったが、辛うじて食の節制は保たれていた。反面、運動に関してはかなり習慣づけが怪しくなっていた。今年の1月、私の不摂生を見かねた上司に無理やり契約させられたジムも殆ど行っていない…
また、長時間の執筆作業によって深刻な腰痛を発症。整体に行く時間も惜しいので放置した結果、家の中ではつかまり立ちをしないと歩けないほどの痛みを抱えて生活することに。
10月
堕武者
秋季例大祭の作業が大詰め。主力のリフだけは頭の中にあった楽曲をようやく打ち込みの形にできたのは10月の4日。そこからボーカルを録音し、ドラムとベースをMIDIからWAV化し、ギター&マスタリング担当のボスさんに渡せたのがイベント当日の約1週間前。仕事と育児の中、本番までに形にしてくれたのは感謝しかありません。深く反省。
イベント当日は、こじらせ系サークルであるところの堕武者にとって長年の夢であったコスプレ売り子さんの起用に成功し、深い感動を覚える。書籍は評判・売れ行きともに良く、ホッと胸をなで下ろした。
仕事
本来業務・特命業務・研修の締切が競合。長時間の残業まで強いられるわけではないが、タスクが多すぎてパニックになることも。また、あからさまな寝落ちの頻度は減ったが、それでも機能停止してしまう機会は数度あった。他にも新年度で初めて体調不良で休暇を取得してしまうこともあり、調子が悪いなりに朝起きて出勤するための方策を編み出すことが課題となっていく。
健康
腰痛に関しては、近所の中国整体で何とか一発解決。
糖尿病に関しては、本を書いたことによって自分を客観視できるようになり、特に食べ過ぎを防ぐのに役立った。自分の食生活が異常だということが、写真付きの記事を書いてみて初めて分かったのでした。
秋季例大祭の一週間後に控えていたM3の中継コーナー出演準備などもあり、かなり体力を消耗しました。
11月
堕武者
2023年の活動を考える時期。具体的に言うと、2021年から出したいと言っている東方アレンジのフルアルバムをいつ発表するか?イベント的に最も集客が見込めるのは5月の春季例大祭だが、半年足らずで準備が間に合うのか? 東方アレンジ以外の活動はどうするのか? など、思考と議論を重ねた。
「この東方アレンジがすごい2022」ユーザーアワードの実施が発表される。以来投票締め切りまでほぼ毎日(1日だけ空いてしまった)告知ツイートに精を出した。
仕事
公的機関に出す書類2件で、2件とも「ここだけは間違えないようにしなければ」という箇所を間違えてしまい、善後策に追われることになる。幸い2件ともリカバリーに成功したが、体力と気力を無駄に使ってしまった。
健康
イベント後に緊張の糸が切れたからか、徐々に食欲の歯止めが効かなくなっていく。5月に糖尿病外来を再受診して以来、初めて体重が増加に転じてしまい落ち込む。主治医には「今から治療を始めると思えばいいんですから」と励まされる。
12月
堕武者
「この東方アレンジがすごい2022」にて「このアイデアがすごい」に選んで頂く栄誉に浴する。嬉しさ大爆発。この1年の頑張りが報われた気がした。協力してくれた皆様に感謝。こと同人の場合、あまり他者の評価を気にした活動をしすぎると、思うような評価を得られなかった時にモチベーションの低下につながりがちですが、ここまで来たら全力で知恵を振り絞って、3年連続を狙ってみたい。
仕事
特命プロジェクトの仕事を一部メンバーに振れて、少し楽になった。私もいい年なので、他人に仕事を振ることを覚えないとダメなんですね。
本来業務の方では思うような数字が出なくなってきているので、上司から詰められるまではいかなくても、やや催促のニュアンスを含む指示を受けてはいるので、来年巻き返したい。
健康
糖尿病治療開始前のような、明らかな血糖値スパイクで気を失ってしまうことが仕事中に数日あった。これは気を付けなければならない。また、今の職務に就いて8カ月が経過したこともあり、一度生活の基本的なスタンスから見直す必要も感じる。睡眠が相変わらず改善されない、どうしてもCPAPを付けて寝たくない(自分の中の我がままに負けてしまう)夜が多いことを何とかしたい。
本当は1か月につき数行で振り返るつもりが、つい長くなってしまいました。
とりあえず喫緊の課題は健康部門における食生活と睡眠習慣の改善ですね。健康を保つと使用可能行動力の最大値や回復力が増えるので、それをバンドにつぎ込んで成果を出すという好循環を何とか2023年は作りだしたいです。
本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。