アガイ研ブログ

Agai(堕武者+ultraviolence+)の個人ブログです。主に将棋、音楽、プロレス、レトロゲームについて書きます。将棋界では練習対局のために集まることを「〇〇研」と称することが多いことから、タイトルに名付けました。

将棋日記も書きますよ

昨日は大学将棋部のOBOG会でした。

最近の我が大学の話題といえば、OGのお子さんがアマチュア枠で出場している女流棋戦で快進撃を続けていることです。これはめでたい。

これまで倒してきた相手も凄いし、次の相手は里見四冠vs清水六段の勝者だというから凄いものです。対局日には将棋連盟の中継アプリを観ながら、楽しく一喜一憂しています。

そんなA女流との対局は図。

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この将棋は▲65歩~55歩~35歩と仕掛けてうまくいきましたが、二局目に悲劇が。

中飛車穴熊の激闘

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いま先手が飛車を25から引いたところ。直前手△33桂が先手で跳ねられたのでここは調子が良いと思っていました。ここは手が広くて、飛車を目標にする△38馬、桂馬を更に跳ねて戦力を増強しつつ飛車の横利きを通す△45桂、銀を捌くなら△64銀か△54銀などが考えられます。

悩んだ末に△54銀を選択。△64銀との違いは、▲74銀とかわされたときに△49馬から△67銀成とできること。

だが、ほぼノータイムで▲23歩成!と銀を見捨てて勝負され、激しく動揺。

以下△65銀▲33と△58飛成▲21飛成と進んでみると、銀桂交換の駒得ながらと金を作られており、また39の馬が使いにくい(29の桂馬は竜のヒモがついていて取れないし、75の歩に利きがないと86の角を活用される)ため、形勢は後手が少しよい程度。

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技巧では500点ほど後手に触れているのだが、その読み筋は△56歩▲52歩に△28竜!という、使いにくい馬にカツを入れる妙手を含んでいた。初めて見る筋だ…

その後は穴熊らしい、はがすvs埋める展開が続き、最終盤へ。

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▲72金と打ち、▲81金△同玉▲73桂以下の詰めろを掛けてきた手に対して「△55角」と、詰めろ逃れの詰めろで切り返したところ。

ここは正直勝ったと思っていました。ハイ

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先手はそれでも▲81金△同玉▲73桂と迫ってきた。

元々、この桂馬を取るつもりで角を55に打ったのですが、例えば▲71飛成△同銀▲53角などと詰めろの連続で迫られたときに、暫く受けに回らないといけないかもしれない。というかそもそもこの桂馬、取らなくても詰まないんじゃね?

などと思っていたら

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全く読みにない角を打たれて

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綺麗な詰め上がりに。みんな!角はナナメ後ろにどこまでも行けるぞ!気を付けよう!

いやあヒドい。そもそも△73同角以下の読みが酷くて、角が73に行けば△51歩の底歩が生じて受けやすくなるので、相手への詰めろが途切れても勝ちが見込めるのだった。

中学の部活以来、お前の将棋は終盤が甘いと言われて幾年月なのですが、これは私の人格に関わってくるので、たぶん一生治らないですね…

ただまあ、名選手でなくても名コーチ的な何かにはなれるかもしれないので、将棋の勉強や将棋の活動はは頑張っていこうと思います。

そんなわけで、このブログは将棋についても色々書いていく所存です。