アガイ研ブログ

Agai(堕武者+ultraviolence+)の個人ブログです。主に将棋、音楽、プロレス、レトロゲームについて書きます。将棋界では練習対局のために集まることを「〇〇研」と称することが多いことから、タイトルに名付けました。

#幅野初老 への出演を終えて~セットリスト紹介編

おはようございます。

下北沢altotoでDJの出演を終え、2時間と少しかけて千葉まで帰宅し、シャワーを浴びて布団に入ったものの眠れず、朝の5時に起きてこの記事を書いています。

昨夜はめでたいお誕生日の席ということで、テキーラシャンパンが飛び交い、相当ご相伴に預かってしまったほか、自身でもハイボールやトマト酒ソーダ割などを飲み、自分にしては相当にキャパを超えていたと思うのですが、すっきりと目覚めている自分に多少の違和感を感じます。が、それだけ楽しい半日だったということでしょう。

殆どの方にとって、私の芸である「パワポDJ」は、事前にご紹介こそSNSで主催者様からいただいたものの、海のものとも山のものとも分からない方が多かったことでしょう。

と、思っていたのですが、フロアでは

「ちゃんたく☆ないとで観ていました」

「DJサロンで将棋指しているのを見ました」

「M3のハードコア将棋を観たことがあります」

など、およそ10年前に私が行ったパフォーマンスをご覧いただいたことがある方々にお声掛けをいただき、大変ありがたく思った次第です。

(当時のパフォーマンスは、ドラマーの破禁さんや、学生プロレス団体のレスラー諸氏、ハードコア将棋名人、堕武者の面々、mo2の皆さんなどに協力を仰いで実施したものでした。改めてお礼を申し上げます)

パワポDJのセットリスト

そんな訳で、昨夜のパワポDJ、まずはセットリストから公開していきたいと思います。

昨夜のセットリスト。テーマは良質なベースラインを通じて、レトロゲームとコア系音楽を行き来すること。

以下、楽曲ごとの解説です。

01.アナウンス前の音

いわゆる「キーンコーンカーンコーン……」というチャイムです。

フロアの注目を、一時的にこちらに向けることができるので、重宝しています。

02.ハードコア(another mix ver.)

another mix ver.というのは、楽曲部分(ゴアグラインド部分)を高音質にするため、原曲の音源を用意し、セリフ部分と繋ぎ合わせたためです。この作業をして初めて、原曲にはスネアによるフォーカウントがあったことを知りました。

この曲を流しながら、自宅から持ってきた締太鼓を高速で叩きながら変顔をするという掴み芸を行いました。演奏に必死でフロアの反応は分からなかったのですが、ウケの総量としては2割程度だった気がします。後からご感想をいただいた、あるDJの方は「今日この人はふざけに来ているのかな」と思ったそうです。

実はこのパート、冒頭でやるかどうか、2日前くらいまで散々悩みました。確かに爆音グラインドコアを掛ければ、その後の沈黙→プレゼンテーション開始が「緊張と弛緩」によりウケやすくなるのですが、パワポDJ初見のお客さんが多い現場ではどのくらい受け入れられるか不明ですし、代わりに入れたい、普通の良曲もあったので……

しかし最後は、爆速ブラストをバックに、合っていない太鼓を連打する芸を思いついたので、採用した次第です。

ちなみに先ほどのDJの方は、冒頭でふざけ倒しにきておいて、後にマニアックな発表を始めたことに驚かれたそうです。であれば、強弱の付け方としては成功なのかもしれませんね。

03.JUST COMMUSNICATION

幅野さんのX(Twitter)を拝見すると、スパロボへの言及がしばしばあったので、アラフォー世代の最大公約数としてTWO-MIXを採用しました。ベースに拘ると宣言しておきながらこの曲はベースに拘りがある曲ではないので若干迷ったのですが、フロアの反応は悪くなかったので良かったです。

04.The Red Naval Port - Mission 2

19XX、大好きなシューティングゲームです。敵をバリバリ倒すシューティングゲームなのに、ゆったり目のフュージョンが多くて大人の雰囲気なんですよね。

ジャンルは全然違いますが、殺伐とした殺し合いゲームなのに曲がジャジーな「アウトフォクシーズ」に近い感覚かも。

05.WE WET YOU[SEXY BASS MIX]

クラブの音響で、このセクシーベースを流したかったんですよね。フロアにも多彩なベースの魅力が伝わったようで、良かったです。

06.ACTION 2【ヴァリスⅣ】

個人的オールタイムベストゲームトップ3に入る名作「ヴァリス4」。ヴァリスシリーズ自体の人気は根強く、クラウドファンディングは第3弾まで行われていますが、主役が優子から交代した「4」は人気が無く、忸怩たる思いを抱いていました。ゲーム内容、ビジュアル、音楽、どれをとってもシリーズ中最高傑作なのに、と。

そんな不遇の名作なので、フロアから反応があった時は大変に嬉しかったですね。朝まででも夜まででも語り合いたいです。この曲以外も捨て曲なしの名曲揃いですので。

このスライドについて「このくらいのイラストが一番グっとくるんだよ!」とフロアから声が聞こえてきました。全く同感です。

07.10_SNAKE MAN STAGE

DJ論の本を読んでいたら「フロアが望む曲と、自分が掛けたい曲のバランスが大事」と書いてあったので、掛けたい曲を3曲続けた後に有名曲を持ってきました。勿論、ロックマンに想い入れがない、という訳ではありませんが……

カプコンの公式サイトでは、昔のゲームの曲が1曲単位で購入できるので便利ですね。

08.STREET FIGTER Ⅱ ソビエトザンギエフステージ)

今回ザンギステージの曲を改めて聴き直してみて、ベースリフの多彩さに驚きました。

今年の1月に渋谷公会堂で行なわれたスト2ライブのトークショーで、下村陽子さんが「当時は若くて、世界各国のテーマ曲を作れと言われても何もわからなくて、本当に想像だけで……」と語られていましたが、イマジネーションだけであれだけバリエーションに富んだ名曲を作りだされたことに驚かされます。

09.ROUND1(GGアレスタ)

2022年5月1日の麦酒夜宴「ハードコア婚活大作戦」に続き、ゲームギアの超名曲を投入。

10.DESERT STOR[ROUND1]

クラブで流したいレトロゲームデステクノといえば、やっぱりこれですね。

11.Ethereal Dance

セットリストに並べて再生してみると、この曲だけ音量がだいぶ小さかったです。現場ではトリムを上げて修正することができ、よい動きだったと思います。

12.Inga Rasen

このぶっ壊れ系テクノも、クラブの皆さんに紹介したかった1曲です。

13.進化

共演させていただいたDJの方にCHEST HOLE大好きな方がいらっしゃったので、掛けることができて良かったです。今後も、90年代後半~00年代前半のコア系音楽は掘り下げていきたいと思います。

14.Misleading Words

この曲を初めて聴いたというDJの方から、名曲だと絶賛していただきました。刺さる曲があった時にすぐ周辺情報を調べられるのが、パワポDJの利点でもあります。スネアのスパスパ具合が、まるでスナッピーを効かせてないみたいだよね、と談議に花が咲きました。

15.Burly Heart

フランジャー付きのベースについて、フロアからは「何か不安になる……」との声も。

16.審判の日

コア系ではないのですが、ベースリフに注目した選曲をしている以上、自分の中では外せない1曲でした。フロアの反応も上々で、世代を超えて愛されているバンドだと感じました。

プレイ内容としては、フロアの反応がそこまで良くない曲を早めに切り替えていった結果、ラス前の曲では本来切る予定の場所を2分以上オーバーするという時間調整をすることに。しかし結果としてボロは出さなかった(と思う)ので、最後の1~2曲は尺が長い曲にしておくと、次のDJさんに「すぐ次の曲に繋げる」「最後まで流し終えてから、自分の曲を流す」の選択肢を与えることができることが分かりました。